プラチナ

プラチナは、世界中でも、南アフリカを始めとする
ごく限られた地域でしか産出されない希少な貴金属です。

人類が手にしたプラチナをすべて合わせても、5,000トンと言われていて
ゴールドと比べるとわずかその約1/30弱。
1トンの原鉱石から採れる量はわずか3gほどしかなく
取り出すのにも、膨大な時間と手間がかかります。

日本純度90%。最低でも、純度85%以上でなければ、
プラチナ・ジュエリーとは認められていません。
また、プラチナは、汗にも強く劣化の心配もありませんし、
お手入れも簡単なので、デイリーユースにもピッタリです。

現存する最古のプラチナ製品は、
ルーブル美術館に収蔵されている「テーベの小箱」です。
古代エジプトの女性神官シェペヌペットのお墓から出土した
紀元前700年ごろのものだと言われています。

今でこそ気軽にプラチナのジュエリーを使うことができますが
数百年以上も前には、貴族等の特権階級のみが
細かい細工のシュガーボウルや貴金属などの
プラチナ製品をオーダーメイドしていたそうです。

時代が変わっても輝き続けるプラチナは
やはりとても魅力的な貴金属ですね。